これからの住まいを考える上で、「断熱」は重要なキーワードとなります。高度成長期以降の数十年は冷暖房等の機械設備が急速に進歩し、住宅内の温熱環境を機械設備に頼って操作してきました。断熱性能が乏しいまま機械によって温冷を操作することは、光熱費の膨張につながり、また家の中の温冷温度差が高くなり、腰痛や各種疾患、ひいてはヒートショックによる落命につながります。（17,000人/年がヒートショックで亡くなっています。これは交通事故の死亡者数4,000人/年の4倍以上となります。※）

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また住宅一軒一軒が光熱費を抑えることは社会として大きな省エネルギー化のインパクトを与え、地球環境の保全にもつながります。

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本プロジェクトでは、そのような「断熱」の重要性を一般の方に認知して頂くため、講師として建築家 竹内昌義氏・松尾和也氏をお招きし、講演会を交えながら、実際の施工現場にて断熱補強工事をDIYしました。

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​各箇所における適切な断熱材の選定と、適切な施工方法（断熱・気密の正しい理解）を学びながら、実体験として経験することで、自分たちの住まいを見直し、これからの暮らしを考えるきっかけとなればと思っています。

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※出典　東京都健康長寿医療センター研究所資料 2023.12.18

​　　　　警察庁統計データ 2016